ビジネスやスポーツ、他のことにしてもですが、成功者や富裕層といった人間は必ず努力を継続させる事を大切だと言います。
もちろんその意見には僕も賛成です。
努力や継続ができないと結果はなかなかついてきません。
ではなぜ努力や継続は出来ないのか・・・。
そう考えた時に、僕は一つの動画を見つけました。
プロゲーマーの梅原大吾三の動画です。
この動画の中で、何が人間を飽きさせるものなのか、ということについて言及しています。
〝子どものころから格闘ゲームを続け、17歳で世界一になり、30代になった今でも結果を出し続けている梅原さん。「“どうすれば強くあり続けられるのか”というインタビュアーからの質問が来ると、決まって答えるのが“自分を飽きさせない”こと」と語っています。これまで20年近くも続けてきた格闘ゲームについては「(楽しいことを仕事にしていたとしても)ゲームに限らず、同じことをやっていれば飽きる」「今更格闘ゲームで新鮮な気持ちになることはない」と前置きした上で、「その中でも新鮮な気持ちがないと前向きに練習できない」と、練習を続け結果を出してきた背景を説明しました。
その上で、上達する過程にいたはずのプレイヤーが「ゲームに飽きた」と言ってしまうことついて「『ゲームに飽きた』って言うんですけど、これは違うんですよ。ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」「やってることが一緒だからゲームがつまらないってことにしてるんだけど、問題なのは成長していない自分のほう」と飽きる原因がプレイヤー側にあると説明しました。〟
このことからわかるのは、何かを継続させる時に最大の障壁になるのは“飽き”であり、その飽きを如何ににして無くしていくかの重要性です。
これはビジネスやスポーツでも全く同じことだと言えます。
スポーツも初めは全てが新鮮であり、新しいことが目に見えてできるようになっていくからこそ楽しいと感じます。
僕は野球をやっていたので例えが野球になってしまいますが、野球で例えるなら。
僕が初めて野球を始めた時はボールを投げれることだけでも楽しかったわけです。
バットを持てばヒットを打てなくても楽しく、握っているだけでわくわくしていました。
投げるだけでも楽しい、バットを美技るだけで気分が高揚したのが今でも思い出せます。
しかし、小学校で4年間、中学校で3年間、高校で3年間野球を続け、最後に僕の中に残ったのは野球に対する“義務感”でした。
中学校の頃はそれなりに楽しく、大会でも結果を出せていたので楽しめてはいましたが、高校1年の時に怪我をして、思うようにプレーできなくなってからは、野球を続ける理由がわからなくなり、最終的に“大学受験委有利になるかもしれない”という理由で野球に携わっていました。
変わったことといえば、野球に対する気持ちですね。
中学校の頃、関東大会で優勝し、気分はヒーロー感覚でした。
他の部活も掛け持ちし、陸上で出た競技は関東で4位、
県で2位という結果でした。
そのこともあり、スポーツが好きで、結果が出続けているからこそ練習もそれなりに楽しくこなせていたと思います。
では高校でなぜ義務感にかられ、野球をしたのか。
怪我を切っ掛けに、自分が野球で大成することができないことを知りました。
そもそも投げられなくなるほどのけがでしたので、野球自体プレーするのが難しい状況でした。
今考えれば、僕の野球においての成長がそこで終わってしまったからこそ、野球に対して義務感が生じたのかと思います。
つまり、僕は野球に飽きてしまったわけです。
飽きてしまったのにも関わらず、部活は3年間続けなくてはなりませんでした。
だからこその義務感だったと思います。
卒業後、強く野球に対して忌避感を覚えた僕は今でも野球をしたいと思えなくなってしましました。
きっとここが僕の人生の分岐だったのだと思います。
ここでこの現象の正体に気が付いていなかったらビジネスで今のように楽しみながら取り組むということは出来なかったと思います。
飽きさせないために、ひいては成長を止めないために僕がしているのは、長期的な目標と中期的な目標、そして短期的な目標を立て、それを実行することです。
長期は数年後の自分のビジョンを、中期は数か月後のビジョンを、そして短期は数日後のビジョンを頭に入れ、行動しています。
内在的な動機付けで人が変わるのは非常に困難です。
それができる人なら既に成功しちゃってますから。
世の中に成功者がまだ少ないのは、この“継続の法則”を知らない人が多いからだと考えています。
ビジネス界でとても有名な方の発言に『年収1000万を稼ぐためには“気合い”だけ』というものがあります。
そして『年収3000万を稼ぐためには“ノリの良さ”だけ』といっています。
最後に『劇的に突き抜けるためには“努力しない”』といっています。
今までこの記事をしっかり読んでくれた方ならこのシステムがもう理解できていると思います。
人間は動き始めるときには物凄いエネルギーが必要になります。
だからこそ、最初は頑張るしかないんです。
でも、果たしてこのままがんっばって結果が出るのか?
そう悩むこともあるでしょう。
だからこそノリが良くないとそこでアクセルを踏み込めないんです。
最後にいった努力しない。
これは非常に簡単なことです。
この言葉が結論です。
成長できる環境で、それを実感しながら、行動していく。
そしてそれ自体を好きになる。
好きになればもっと上手くなりたいと思い、成長する。
もちろんそれを促す環境があってこそですが。
このループに入ってしまえば、今ままでの生活、環境、考え方、そのすべてが変わります。
それらが変わると一番何が変わると思いますか?
答えは“付き合う人間”が変わるんです。
より高い環境に身を置くようになり、そこでまた成長を促してもらえる。
そして新しい出会いや考え方が随時あなたに入ってきます。
つまり、新しいことをどんどん身に着けることができるようになるということです。
逆説的に言えばあなたはその人生に飽きることがなく、成長し続けることになります。
そしてそれを可能にするのがまさしく環境です。
新しい知識、新しい仕事、新しい考え方、新しい仲間。
継続はそのための道具でしかなく、付随的なものです。
上手くなりたいから継続する。
ただそれだけになります。
そこまで来たらもうあなたは他の誰から見ても素晴らしい人間になっています。
周囲の人間が羨ましいと思える様な生き方、行動、影響力を兼ね備えた人間になるでしょう。
出来れば僕は、昔の僕のように好きだったものに認知的不協和を抱えることなく、そのことと隙あっていってほしいと考えています。
是非参考にしてみてください。
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